【小6理科/電気】電気分野のまとめ ―― 各単元の重要ポイントを解説|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
中学受験の理科において、つまずきやすい分野のひとつが「電気」です。
うちの子は電気が苦手だから、早めに復習をさせたい。
そんな親御さんも多いと思います。
しかし、単に「電気の単元」や「電流の単元」といっても、その領域はさまざまです。
そこで今回は、電気分野で主に問われることや、重要なポイントを説明していきます。
細かなところまでは紹介しきれませんが、基本的な項目にはひと通り触れますので、電気分野の全体像と、お子さんの弱点を把握してみてください。
電流と抵抗
「電流と抵抗」に関しては、豆電球が繋がれた回路に流れる電流を求める問題がよく出題されます。
ここで最も大切なのは、乾電池と豆電球(抵抗)の役割を押さえることです。
乾電池の役割……電流を流そうとする
豆電球(抵抗)の役割……電流が流れることを邪魔する
お子さんには、まずは以下のようなイメージをしっかり持たせてください。
「電流を流したい乾電池」vs「電流を流したくない豆電球」
直列回路と並列回路
複数の乾電池や豆電球を直列、または並列につないだときに、どのような電流が流れるかもよく問われます。
まずは、豆電球と乾電池が2個ずつ繋がった回路に流れる電流を求められるようにしましょう。
また、直列・並列回路の、それぞれの豆電球に流れる電流の求め方も大切です。
枝分かれや合流があったときの電流の求め方も重要ですね。
ここまでは基本的なところなので、電流が苦手な受験生も早めにできるようにしておきましょう。
ちなみに、より複雑な回路に流れる電流を求めさせる問題もあります。
複数の豆電球(抵抗)を、ひとつの豆電球(抵抗)として考えていくことがポイントですが、少し複雑な内容なので優先度は高くありません。
とはいえ、この分野が得意な受験生は解けるようにしておくと良いですね。
電熱線と抵抗
豆電球からは少し離れて、電熱線に流れる電流について見ていきましょう。
ここでは、電熱線の形状による抵抗の変化や、発熱量に関する問題が出題されます。
まずは、電熱線の長さや太さを変えたときの「抵抗の変化」を求められるようにしましょう。
おすすめなのが、電熱線を“ホース”のようなものだとイメージしてみること。そのうえで、長さや太さが変化したときに電流が流れやすくなるか、流れにくくなるか?
こんなふうに考えてみると良いですね。
ここでも、抵抗には「電流が流れることを邪魔するはたらきがある」と理解しておくことが大切です。
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