【小5理科/生物】動物の増え方を解説! 単細胞生物と多細胞生物の違いも|中学受験のツボ[理科編]
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
今回のテーマは、動物の増え方。
動物の世界は多種多様で、その生まれ方もさまざまです。
子供たちが自然界の不思議に興味をもつように、動物の増え方についてわかりやすく説明します。
オスとメスの違い
動物には「オス」と「メス」がいますが、その違いが一目でわかる動物もいれば、見た目では判断しにくい動物もいます。
オスとメスの違いがすぐにわかる動物
オスとメスが、見た目で区別しやすい動物を紹介します。
たとえば、シカのオスには大きな角がありますが、メスにはありません。
鳥類では、オスは鮮やかな色をしていることが多く、メスは地味な色をしていることが多いですね。
また、シオカラトンボのオスは「灰色+しま模様」をしているのに対し、メスは「濃い黄色+黒いしま模様」をしている、という特徴があります。
オスとメスの違いがわかりにくい動物
見た目ではオスとメスを区別しにくい動物を紹介します。
たとえばカメや魚は、外見だけでは性別を判断しにくいことがあります。
一方でこうした動物は、体の細かな特徴や行動によって、オスとメスを判断できることがあるんですね。
スズムシ
スズムシは繊細な鳴き声で知られる昆虫ですが、その見た目だけでオスとメスを区別するのは困難です。
そこで重要な手がかりとなるのが、メスにある「産卵管」。
産卵管はメスの腹部の末端にあり、細長い管の形をしています。この産卵管を使って、メスは卵を安全な場所に置くことができます。
メダカ
メダカも、一見しただけでは性別を見分けるのは困難です。
しかしよく見ると、実はオスとメスで異なる部分がいくつかあります。
背びれの切れ込み
オスのメダカは、背びれに細かな切れ込みがあることが多いです。一方で、メスにはそのような特徴は見られません
しりびれの形状
オスのしりびれは平行四辺形のような形をしています。一方で、メスのしりびれは後ろのほうが比較的短い形をしています
腹部の膨らみ
メスのメダカは、特に産卵期には腹部が膨れて見えることがあります。
これは、卵を抱えているからですね
単細胞生物と多細胞生物
動物の増え方は、単細胞生物と多細胞生物によっても大きく異なります。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます