【小4理科/地層】地層による時代分け(2)中生代について見てみよう|中学受験のツボ[理科編]
前回の「古生代」に引き続き、今回は「中生代」の特徴について見ていきましょう。
中生代は、今から2億5000万年前から6600万年前くらいの時代です。
現在地球上に生息している生物の“近縁”とされる生物が多く誕生し、進化した時代でもありました。
アンモナイト
問題
アンモナイトは、どんな生き物だった?
(現在地球上に生息している生き物をヒントに考えてみよう)
中生代の代表的な生物として知られるのが、アンモナイトです。
多くの子が見たことがあるのは「殻(から)」の部分の化石のため、アンモナイトがどのような生物なのか知らない子も多いでしょう。
実はアンモナイトは、現存している生物のなかでは「オウムガイ」が近縁(近い関係にある)とされています(※)。
殻の内部に、タコやイカのような“本体”が入っているような生物だったのですね。
アンモナイトの“本体”の部分は化石としては残りにくいため、身体の構造などはよくわかっていませんが、魚などを食べていた「肉食」だったのでは? と考えられています。
▼アンモナイト(イメージ)
※近年では、オウムガイよりも、タコやイカが近縁といわれています
アンモナイトは、ひとつ前の古生代にはあまり生息しておらず、ひとつ後の新生代になる前に絶滅しています。
そして生息数が多く、化石としてよく見つかることもあり、地層を調べるときの基準として多く用いられています。
解答例
タコやイカ(オウムガイ)のような生き物
中生代の植物
問題
中生代に、特に繁栄していた植物は?
中生代の前の古生代には「シダ植物」が繁栄していました。
そして古生代の後期から中生代にかけては、イチョウなどの「裸子植物」が繁栄していたとされています。中生代は今よりも気温が高く、植物にとって生息しやすい時代だったようですね。
現在でも残る裸子植物としては、「イチョウ・マツ・ソテツ」を覚えておくと良いでしょう。
中生代の後期になると、
とじる
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