【小5理科/天気】湿度って何? 湿度の求め方や「露点」の意味も押さえよう |中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
突然ですが、「湿度100%」とはどのような状態でしょうか?
パッと答えられる子は、意外と少ないかもしれませんね。
今回は、よく使う言葉のわりに、正確な意味を理解するのがなかなか難しい「湿度」について説明します。
湿度とは
まずは「湿度とは何か?」という話からしていきます。
湿度とは「飽和水蒸気量に対する、空気中の水蒸気の割合」のことです。
空気中には、窒素や酸素のほかに「水蒸気」が含まれています。
この水蒸気は、空気中にいくらでも存在できるわけではありません。そのため、空気中に含まれる水蒸気の量には限界があります。
この限界の量を「飽和水蒸気量」といいます。もう少し詳しく言うと「1㎥の空気に含まれることのできる限界の量」です。
つまり湿度とは、簡単に説明すると「限界の量に比べて、どれだけ水蒸気が含まれているかの割合」ということですね。
湿度のイメージ
湿度についてイメージしやすくするために、例を使って説明します。
教室にイスがたくさん並べられている様子を想像してみてください。
そこに生徒が何人か入ってきて、イスに座ります。そして、この生徒たちが“水蒸気”だと思ってください。
あたりまえの話ですが、イスの数より多くの生徒が入ってきた場合、全員が座ることはできませんよね。
ということはイスの数が、座ることができる生徒の人数の限界ということです。つまり、このイスの数が“飽和水蒸気量”を表します。
先ほども言ったように、湿度とは「飽和水蒸気量に対する、空気中の水蒸気の割合」です。
これをこの例に当てはめると、「イスの数に対する、生徒の数の割合」ということになります。
つまり湿度とは、「水蒸気の定員の何%が埋まっているのか」ということを表した値なのです。
湿度の求め方 ―― 飽和水蒸気量は温度によって変化する
では、湿度を計算で求める方法を説明します。
湿度は「飽和水蒸気量に対する、空気中の水蒸気の割合」でしたね。
よって、以下の式で求めることができます。
(空気中の水蒸気量)÷(飽和水蒸気量)×100
ここで、重要なポイントがあります。
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