学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小5理科/生物】セキツイ動物の5つの分類 ―― 誕生と成長の過程を見てみよう|中学受験のツボ[理科編]

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2024年3月25日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは。
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。

地球上には、実にさまざまな生き物がいます。

なかでも「セキツイ動物」は、特に多様な進化を遂げたグループです。

まさに“不思議な旅”とも呼べるセキツイ動物の進化の過程のなかで、私たち「ヒト」も、その一員としてこの地球に生を受けました。

今回はセキツイ動物の5つの分類を紹介しつつ、それぞれの特徴をまとめていきます。

セキツイ動物の分類

背骨を持つ生き物は「セキツイ動物」として分類されます。

そしてセキツイ動物は、さらに5つに分けることができます。

  1. 魚類
  2. 両生類
  3. ハチュウ類
  4. 鳥類
  5. ホニュウ類

 

1、魚類

魚類とは、メダカ、フナ、サケなど、水中で生活する生物で、主にえらで呼吸します

体外受精をおこない、その多くが卵生*ということも特徴です。

*卵生:母体の外に「卵」として出て、それが発育して孵(か)える生まれ方

2、両生類

両生類の生き物としては、カエル、サンショウウオ、イモリなどが有名です。体外受精をおこないます。

幼少期には水中で生活しますが、成長すると陸上でも生活できるようになります。そのため幼生時にはえら呼吸、成体になると肺呼吸に変わります。

3、ハチュウ類

ハチュウ類には、トカゲ、ヘビ、ヤモリ、カメ、ワニなどが含まれます。肺呼吸をおこない、環境によって体温が変わります

体内受精をすることが特徴で、多くは卵生ですが、胎生*の種類もいます。

*胎生:母体内で胎児が発育し、ある程度成長したあとに体外に産み出される生まれ方

4、鳥類

鳥類には、ニワトリ、ペンギン、スズメ、ツバメなどが含まれ、すべてが卵生です。

肺で呼吸し、恒温動物であること、そしてその多くが子育てをすることも特徴です。

5、ホニュウ類

ホニュウ類には、イヌ、クジラ、ウシ、サル、コウモリ、ヒトなどが含まれます。セキツイ動物のなかでも、特にユニークな存在ですね。

体内受精をおこない、胎生であることから、ホニュウ類の多くが子育てをします。

肺で呼吸をする恒温動物であることも特徴です。

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。