【小4理科/太陽】昼の長さの変化 ―― 季節ごとの特徴を押さえよう|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
突然ですが、北海道と東京のうち「夏の日の昼の長さ」が長いのはどちらでしょうか?
なんとなく「北にある北海道のほうが短い」と思う子も多いと思います。
しかし実は、北海道のほうが長いのです。
このように直感に反する内容は、「なぜそうなるのか」という理由まで理解しておく必要があります。
ということで今回は、昼の長さの変化について説明します。
昼の長さが変化する理由
昼の長さが変化する理由は、地球が公転面に対し、地軸を傾けながら公転しているからです。
簡単にいうと、夏のあいだは太陽のほうに、冬のあいだは太陽と反対のほうに地軸が傾きます。ですから夏は太陽が高くなるので気温が高く、冬は太陽が低くなるので気温が低くなります。
そして、この傾きが最も大きくなるのが「夏至(げし)」や「冬至(とうじ)」です。
一方、夏至と冬至のあいだに、地軸の傾きがちょうどなくなるときがあります。
これが「春分の日」や「秋分の日」です。
昼の長さの変化には、この地軸の傾きが大きく関係しています。
昼の長さの変化
それでは、昼の長さの変化を具体的に見ていきましょう(ここでは北半球の場合を考えていきます)。
結論からお伝えすると、以下のとおりです。
夏至の日
北に行けば行くほど、昼の長さが長くなる
春分の日/秋分の日
地球上のどこでも、昼の長さと夜の長さが12時間ずつになる
冬至の日
北に行けば行くほど、昼の長さが短くなる
これから紹介する図をしっかりとイメージしながら、これらの知識を頭に入れていきましょう。
夏至の日
夏至の日は、太陽の方向に地軸が傾いています。
次の図は、右半分が太陽の当たっている場所、左半分が太陽の当たっていない場所を示しています。まずは、この図をしっかりとイメージして考えるようにしましょう。
この状態で、地軸を中心に回転する地球を想像してみてください。すると、赤い矢印の範囲にいるときは昼、青い矢印の範囲にいるときが夜になります。
赤道付近では、赤い矢印と青い矢印が同じ長さになっています。つまり「昼の長さと夜の長さが同じ」ということです。
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