学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/文章読解】形式段落と意味段落 ―― 段落をもとに文章を読み解くコツを解説|中学受験のツボ[国語編]

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2024年4月01日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは。
NPS成田予備校の住岡です。

4年生の最初の段階では、問題を解けるようになるよりも、文章の読解を丁寧におこない、内容をしっかりと把握することが肝心です。

まずは「文章を正確に読めるようになること」を目標にしてみると良いですね。

 

今回は、段落をもとに文章を読み解く方法を紹介します。

段落の変わり目は、文章の変わり目。

変わり目ごとに内容が変化するので、文章の内容をしっかりと把握するためにも、「どういう変化があるのか?」を見つけていきましょう。

形式段落と意味段落

段落の種類には、次のふたつがあります。

形式段落

  • 最初の1文字分、したに下がっているところをスタートにして、次に下がる直前までをひとまとまりとする段落
  • 見た目で判断できる

意味段落

  • 形式段落を複数集め、共通の話題について説明しているグループに分けた段落
  • 文章を分析することで判断する

 

形式段落

形式段落では、基本的に1つの段落のなかに1つの話題が入ります

形式段落の話題を見つけるときは「主語」に注目してみるのがおすすめです。「~~は」「~~が」を見つけ、何が主語になっているかを把握することで、その形式段落でどんな話題について話しているか理解できます。

主語はその文で言いたいことを主張してくれる、非常に重要な言葉なので要チェックです。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。