学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小4国語/学習の振り返り】4年生におすすめの「学習方法の見直し方」|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2024年4月08日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 国語以外の3教科はこちら -

算数理科社会

こんにちは、松尾です。

新学年としての受験勉強がスタートして約3か月、学習は順調に進んでいますか?

新学年の学習のスタートをきっかけに、新しいことを習慣化し始めた子も多いでしょう。

今回は、そうした小4の子に試してほしい「国語学習の見直し」についてお伝えします。

合っていない勉強では成績は上がらない

中学受験で志望校に合格するには、受験勉強にかなりの時間を割くことになります。

とはいえ、お子さんに合っていない勉強の仕方、非効率な勉強の仕方では成績はなかなか上がりません

 

そこで、限られた時間を有効に使うためにも、

  • 取り組んでいる勉強が効果的か?
  • 結果は出ているか?

といったことを、定期的に確認することが重要です。

いま取り組んでいる勉強について親子で客観的に見直す時間をもつことで、子供が自主的に受験勉強に取り組めるようにもなります。

国語の学習方法を見直すステップ

国語の学習方法を見直す際は、次の3つのステップをもとに進めてみてください。

  1. 「現状と目標の差」を確認する
  2. 「うまくいっていること」「うまくいっていないこと」を確認する
  3. 「継続すること」「やめること」「新しく追加すること」を決める

 

ステップ1:「現状と目標の差」を確認する

まずは、4年生の学習がスタートしたときの目標と、現状との差を確認しましょう

設定している目標は、「できるだけたくさん意味調べをする」といった抽象的な目標であっても、「3分以内に1500字の文章を読めるようにする」といった具体的な目標でも構いません。

そのうえで、はじめに設定していた目標と比較し、できるだけ客観的に状況を把握してみてください。

現状と目標の差の確認(例)

  • 最初は1500字の文章を読むのに5分かかっていたけど、4分で読めるようになった
  • ひとつの文章につき、いまも変わらず1個だけ意味を調べている

 

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。