【小6算数/模試】偏差値だけではない模試の結果の見方|中学受験のツボ[算数編]
髭之教育会代表の有賀です。
4月からいよいよ大手塾の本格的な模試が始まりました。
志望校の合格パーセントに一喜一憂し、偏差値と中学校のランキング表とにらめっこする。
そんなこともあるのではないでしょうか?
たしかに、模試は中学受験の重要な指針となります。しかし、使い方を失敗すると、あまり効果的な利用ができなくなることもあります。
今回は、この時期の模試の利用法について説明します。
Contents
模試によって偏差値の意味は変わる
まずは「受ける模試の種類によって偏差値の意味も変わる」ことを念頭に置くことをおすすめします。
偏差値の意味を正確に理解する必要はないと思います。「偏差値50が平均点」ということがわかれば、模試の結果として偏差値を見るなら十分ですね。
平均点が決まる要素にはふたつの事柄があります。
模試を受けている子供たちの学力層の違い
上位の学力層の子供が多く受験している模試の平均点は高くなります。
逆に、中位の学力層の子供が多い場合は平均点は低くなります。
ですから、上位の学力層の真ん中と、中位の学力層の真ん中は異なった学力です。
学力上位層が多いテストの偏差値50のほうが、学力が高いことになります。
まずは、模試は受験している学力層で偏差値の意味が変わる、ということを押さえておきましょう。
平均点が高すぎる・低すぎることがある
大手塾の模試は、平均点を50%強~60%くらいに設定してつくられるのが一般的です。
150点満点なら75点~90点ですね。この範囲から外れる平均点になっているときは、単純に偏差値で判断しないほうが良いことがあります。
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