【小5理科/生物】トンボってすごい!―― ひとつのことを調べてみよう(昆虫編)|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、伊丹(いたみ)です。
トンボは身近な昆虫ですが、私たち人間と違うことはもちろん、そのほかの昆虫とも大きな違いがあります。
ほかの生き物と比べて、トンボはどんなところがすごいと思いますか?
読み進めるまえに、まずはお子さんと一緒に少し考えてみましょう。
今回はトンボのすごさを見ていくなかで、ひとつのものを徹底的に調べることの楽しさと重要性も知ってくれたらうれしいです。
今まででいちばん大きな昆虫はトンボの仲間だった
地球上に生息していた昆虫のなかで最大のものは何か? という問いにはいくつかの答えがありますが、その答えのひとつがトンボの仲間の「メガネウラ」です。
メガネウラは今から約3億年前の地球にいた昆虫で、羽を広げたときの大きさが60㎝くらいだったと言われています。
身長120㎝の半分と考えると、その大きさがわかりやすいでしょう。
メガネウラは、今のトンボと同じく肉食だったと考えられています。
ということは、まわりの昆虫からはかなり恐れられていたかもしれませんね。
現在の最大の昆虫は、羽を広げた長さでは「ナンベイオオヤガ」や「アレクサンドラトリバネアゲハ」とされており、それぞれ28㎝くらいです。
体長では「ナナフシ」が最大とされ、23.8㎝くらいと言われています。
これらに比べると、メガネウラ(約60cm)がいかに大きいかわかりますね。
トンボは空中の同じところで留まることができる
トンバは空中の同じ場所で留まることができます。これはいわゆる「ホバリング」といわれる能力です。
トンボのほかにホバリングができるのは、ハチやハチドリなど、数少ない生物のみと言われています。
特にトンボはその場に留まるだけではなく、宙返りや、前後への移動といった複雑な飛行もでき、飛行速度が時速70kmを超えるトンボもいるようです。
このようにトンボは、昆虫のなかでも“飛ぶこと”がとても得意なのです。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます