学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小6理科/生物】動物分野の総まとめ[2]無セキツイ動物|中学受験のツボ[理科編]

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2024年8月28日 山崎翔平

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは!
理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。

前回に引き続き、受験学年の6年生が押さえておきたい「動物分野」のポイントを紹介します。

第2回目の今回は「無セキツイ動物」についてまとめます。

無セキツイ動物は「背骨のない動物」

脊椎骨(せきついこつ)を持つ動物は「セキツイ動物」といわれますが、それとは反対に、脊椎骨がない動物は「無セキツイ動物」と呼ばれます

無セキツイ動物は脊椎骨のない多細胞動物を指すこともあり、その種は非常に多様で、さまざまな環境で生息しています。

分類もさまざまですが、ここでは無セキツイ動物の代表的なグループと、それぞれの特徴を見ていきましょう。

少しマニアックな内容ですが、気になる子はぜひ読み進めてください。

<無セキツイ動物の特徴まとめ>

節足動物

節足(せっそく)動物は、無セキツイ動物のなかでも最も多様かつ、生息域が広範囲にわたるグループです。

昆虫類クモ類甲殻(こうかく)類などが含まれます。

体が複数の節に分かれ、外骨格(がいこっかく)で覆われていることが特徴です。

昆虫類
・体が「頭・胸・腹」の3つの部分に分かれている
・3対の脚と、通常は2対の翼を持つ
・呼吸は気管系を通じておこなう

例:バッタ、アリ、チョウ

クモ類
・体が頭胸部と腹部のふたつに分かれている
・4対の脚を持つ
・呼吸は書肺(しょはい)または気管系を通じておこなう

例:クモ、サソリ

甲殻類
・体が頭胸部と腹部に分かれている
・多くは5対以上の脚を持つ
・水中生活が多く、えらで呼吸する

例:エビ、カニ

 

軟体動物

軟体(なんたい)動物は、柔らかい体を持ち、その多くが殻を持つことで知られています。

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山崎翔平

山崎翔平

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SRP教育研究所 学習アドバイザー。(株)amici 学習アドバイザー。元アオイゼミ講師。首都圏および九州の学習塾などで理科の指導をする傍ら、学習アドバイザーとして、学習方法や学習習慣づけの指導も行っている。 高校受験、中高一貫校、大学受験、医学部受験も担当とし、小学校範囲にとどまらない、小中高一貫指導を得意とする。 「なぜ」を大切にし、身のまわりの現象を「ひもとき」体系的に指導し、楽しくなきゃ勉強ではない、続けることが大事だというのがモットー。