【小6理科/気象】観天望気とは? ―― 天気を予測した先人の知恵|中学受験のツボ[理科編]
こんにちは、倉石です。
何事も“先人の知恵”というのは偉大なものです。
たとえば夏の暑い日に玄関先に水をまく「打ち水」は、現代でも効果的なものとして認められています。
今回は、天気に関する先人の知恵である「観天望気(かんてんぼうき)」について説明します。
観天望気とは
観天望気とは、身近な自然現象をもとに天気を予測することです。
天気予報などがなかった時代には、経験から天気を予測する術を身につけていたのですね。
観天望気は現在では科学的に説明ができるものがほとんどですが、そのなかでも、中学受験の理科で必要な知識が詰まっているものをふたつ紹介します。
朝焼けは雨、夕焼けは晴れ
「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」とは、朝焼けが見えた日は雨になる可能性が高く、夕焼けが見えた翌日は晴れになる可能性が高いということです。
まずは、朝焼けや夕焼けがどういうときに見えるか説明します。
朝焼けが見えるということは、朝に太陽が出ているということです。
つまり、朝に太陽が昇ってくる東の空が晴れているということになります。
夕焼けが見えるということは、夕方に太陽が出ているということです。
つまり、太陽が沈んでいく西の空が晴れているということになります。
高気圧と低気圧
天気を左右する大きな要因が「気圧」です。
高気圧に覆われていると雲ができにくいため、天気が良くなります。
一方で、低気圧に覆われていると雲ができやすいため、天気が悪くなります。
逆にいうと、
天気が良い → 高気圧に覆われている
天気が悪い → 低気圧に覆われている
と考えることもできます。
つまり、朝焼けが見えるときは東に、夕焼けが見えるときは西に高気圧があるということになりますね。
ここで、またひとつ重要なことがあります。
とじる
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