中学受験 苦手を挽回するのに必要なステップとは|今一度立ち止まって中学受験を考える
中学受験は国語・算数・理科・社会の4教科の入試の総合点で合否が決まります。そのなかには、子どもが苦手とする教科もあるでしょう。しかし、何かの教科が苦手と思い込んでいても、本当に苦手なのは一部だけかもしれません。今回は苦手の克服法について解説します。
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- 誰にでも苦手単元はある。まずは何が苦手かを突き詰める
- 「がんばってできた」という体験が自信をつける
- 苦手克服に一番必要な力は「粘り強さ」
誰にでも苦手単元はある。まずは何が苦手かを突き詰める
一般的に中学受験に必要な教科は、国語・算数・理科・社会の4教科です。入試ではこの4教科の総合点で合否が決まるため、保護者としては「どの教科も得意であってほしい」と願いますよね。しかし、どんなに成績優秀な子でも、全教科が得意という子はあまりいません。
例えば算数ならいつも高得点が取れるのに、国語は平均点以下。でも、理科と社会はそこそこに取れているので、合格ラインはクリアしている。こうしたデコボコは誰にでもあるものです。
テストで点が取れないと、「僕は国語が苦手なんだ……」と思い込み、国語=苦手科目となってしまいがちです。しかし、ひとくちに国語といっても、そこに求められる力は多岐に渡ります。
一般的に国語のテストは、漢字・語句といった言葉に関する問題と、登場人物の心情などを問われる物語文、筆者の考えを聞かれる論説文の3つの大問で構成されています。このなかで言葉に関する問題はできているのに、物語文や論説文ができていないという場合は、読解力の不足が考えられます。あるいは、物語文を読める子でも、論説文が苦手ということもあるでしょう。
算数にもいくつもの単元があります。このなかで図形を苦手とする子は多いものです。そういう子は「私は図形が苦手だ」と思い込み、図形を見ただけで拒否反応を示す子もいます。しかし、そばについて見てあげると、「面積を求める問題はできている。ただ、相似が苦手なようで、どこが相似なのかが見えていない」といったことがわかります。
このように、ひとくちに苦手科目といっても、そのなかのどの分野が苦手で、さらにどの問題が苦手かまで突き詰める必要があるのです。
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