中学受験 歴史の暗記はエピソードと追体験で覚える|今一度立ち止まって中学受験を考える
専門家・プロ
2019年7月04日
石渡真由美
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中学受験の社会入試は、地理・歴史・公民の3分野から出題されます。社会は暗記科目といわれていますが、中学受験に必要な知識量は膨大です。とても丸暗記では対応しきれません。では、どのように覚えていけばよいのでしょうか? 今回は、頭に残る歴史の覚え方をお伝えします。
用語・年号の暗記だけでは太刀打ちできない
歴史の暗記といえば、「なくよ うぐいす 平安京」といった語呂合わせで覚えたという親御さんは多いと思います。そういう覚え方のほうが覚えやすいから、と学校の先生に教えてもらったのではないでしょうか。
しかし、今の中学受験の社会入試では、年号そのものを問われるような問題はほとんど出ません。それに、年号や用語だけを覚えても意味がないのです。
大手進学塾で使われている歴史テキストの多くは、「平安時代」「鎌倉時代」といった時代区分で章立てされています。しかし、ひとくちに「平安時代」といってもその中身は広く、わずか数時間の授業で学び終わる内容ではありません。
しかも、実際の入試ではあらゆる角度からその時代について問われます。そのため、ただポイントとなる年号や用語だけを覚えるだけでは、入試問題に正解することは難しいでしょう。
たとえば「平安時代」というひとつの時代だけをとっても、大きく4つの出来事があります。
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