今一度考えたい 大学附属校は本当にいいの?|今一度立ち止まって中学受験を考える
専門家・プロ
2020年6月11日
石渡真由美
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2020年度から大学入試が変わります。その中身はいまだ不透明な点が多く、今後も変更があると思われます。こうした事態を受け、思考力重視の大学受験を回避するために、中学から大学附属校に入れようと、附属校人気が高まっています。しかし、その選択で本当によいのでしょうか?
大学入試を回避するために大学附属校が人気急上昇
近年、中学受験では大学附属校が人気です。もともと早慶やGMARCHなどの難関大学の附属校は人気がありましたが、近ごろはそれに次ぐ中堅附属校や、附属校ではないけれど、優先的に進学できる系列校を受ける受験生が増加しています。
その背景にあるのが、新しい大学入試に対する不安です。記述式が導入され、思考力重視となる大学入試を避けようとする傾向があるようです。しかし、私は安易な大学附属校の選択には反対です。附属校に入れたがる親御さんは、表向きは「わが子には、10代を伸び伸び過ごさせたい」とおっしゃいますが、本当のところは「わが子には、受験で苦労をさせたくない」「うちの子は思考力重視の受験には向かないから」と考えていることが多いからです。
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