
中学受験をすると決めたら、親が持っておくべき覚悟3つ|今一度立ち止まって中学受験を考える
ここ数年、首都圏で中学受験をする家庭は増加傾向にあります。地域によっては、クラスで7割以上の子が受験をするとも聞きます。「みんながやっているから」と、中学受験を決断するご家庭も少なくありません。しかし中学受験の勉強は長期間に及び、ひとたび始めると途中でやめることは難しいです。また、精神的にまだ幼い小学生の子どもを毎日勉強に向かわせるのは並大抵のことではありません。つまり、中学受験を始めるにはどうしても親の覚悟が必要不可欠なのです。
宿題管理の覚悟
長年、中学受験の指導をしていて、最近特に感じることがあります。それは中学受験を甘く見ている親御さんが多いことです。小学生がチャレンジする中学受験は、本人がまだ精神的に幼いため、どうしても親のサポートが必要になります。
昔は中学受験をする家庭といえば、早くから「うちはこの子に○○になって欲しいから、中学受験をさせる」といった固い意思があり、親もそのためのサポートを献身的に行っていました。ところが今は、「塾に高い授業料を払っているのだから、塾が子どもの成績を上げるべき」と、塾に丸投げしてしまう方が少なくありません。
たしかに塾に支払う授業料は、決して安くはありません。しかし、塾は勉強を教えるところであって、必ずしも成績を伸ばしてくれるところではないのです。そもそもそう思っている親御さんは、勉強の本質をあまり理解されていないことが多いと感じます。子どもの学力が向上するのは、授業を聞いているときではなく、宿題で授業内容を振り返るときです。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます