中学受験ノウハウ 連載 今一度立ち止まって中学受験を考える

半年間成績が上がらないなら要検討。転塾をするなら5年生の7月までに決断を|今一度立ち止まって中学受験を考える

専門家・プロ
2021年5月26日 石渡真由美

まじめに塾に通っているのに、一向に成績が上がらず、子どもが塾に行きたがらない。そんなお悩みを抱えてらっしゃる親御さんは多いはず。そんなときは一度冷静になり、今の塾のままでよいのか考えてみる必要があります。では、転塾する際にはどんなことに気をつければいいのでしょうか。

成績不振を放置している塾に注意

中学受験の勉強がスタートしたときはみなさん、「この塾に入試までお世話になるんだな」と思っていたことでしょう。ところが、いざ塾生活が始まってみると「塾の授業についていけない」「塾の先生と合わない」など、うまくいかないケースも出てきます。そんなときに考えるのが転塾です。

転塾を考える主な理由は、次の3つです。

  1. 成績不振
  2. 塾の先生と合わない
  3. 塾の友だち関係のトラブル

中学受験における塾の役割は、勉強を教えること。つまり塾にとっては授業が商品です。大手塾の授業は、成績優秀な子を難関校や上位校に合格させるための内容になっています。そのため多くの子にとって、難しく感じるものです。高度な授業になんとかついていければいいのですが、どう頑張ってもついていけない場合は、そもそも通っている塾のレベルと本人の実力とが合っていないので、転塾を考えた方がいいと思います。


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宮本毅
宮本毅 専門家・プロ

1969年東京生まれ。武蔵中学・高等学校、一橋大学社会学部社会問題政策過程卒業。大学卒業後、テレビ番組制作会社を経て、首都圏の大手進学塾に転職。小学部および中学部で最上位クラスを担当し、多数のトップ中学・高校に卒業生を送り込む。2006年に独立し、東京・吉祥寺に中学受験専門の「アテナ進学ゼミ」を設立。科目間にある垣根は取り払うべきという信念のもと、たった一人で算数・国語・理科・社会の全科目を指導している。また「すべての子どもたちに自発学習を!」をテーマに、月一回の公開講座を開催し、過去3年間でのべ2000名近くを動員する。若い頃からの変わらぬ熱血指導で、生徒たちの「知的好奇心」を引き出す授業が持ち味。

■著書

『はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 同音異義語・対義語・類義語300』(中経出版)
『文章題最強解法メソッド まるいち算』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える理科85』(KADOKAWA出版)
『中学受験 ゴロ合わせで覚える社会140』(KADOKAWA出版)
『ケアレスミスをなくせば中学受験の9割は成功する』(KADOKAWA出版)
『合格する子がやっている 忘れない暗記術』(かんき出版)

この記事の著者

フリーライター。子供の誕生をきっかけに、わが子の成長に合わせ、ベビー雑誌、育児・教育雑誌、塾専門誌で取材執筆。6年前に子供の中学受験を経験したものの、国立大学の附属中学で併設高校が無かったため、その3年後に“高校受験生の母”、またその3年後に“大学受験生の母”も体験。中・高・大の3つの受験を知る受験ライター。