【小6算数/全般】ミスによる「もったいない失点」を減らすのためのポイント|中学受験のツボ[算数編]
6年生は夏休み前の模試を迎える頃でしょうか。長いようであっという間に終わってしまう夏休み、対応すべき課題や単元を整理して臨みたいですね。
今回は6年生の親御さん向けに、計算間違い・問題の読み間違いなど「もったいない失点」(以降「取りこぼし」と表現)の対策というテーマでお話しします。勉強はしているけれどテストでミスが多く点数が伸びないというお子さんやご家庭にとって、改善の取り組みのヒントになれば幸いです。
取りこぼしはトレーニングで改善していける
お子さんのテストの結果をご覧になって、計算間違い・問題の読み間違いなど「力を発揮しきれていない」「家で解き直しをしたら、まだ解ける問題がたくさんあった」という体験もあるのではないでしょうか。
なかには「ほかの子はみんなできることが、うちの子はできない」と悩まれる方もいますが、実際、100%の力を出し切り「これ以上の点は取れない」状態で帰って来る子は多くはありません。むしろ大多数のご家庭が、多かれ少なかれ取りこぼしで悩んでいるようです。
では、取りこぼしは、絶対に改善できないものでしょうか? そんなことはありません。教え子たちを見ていても、小学6年生前半までは取りこぼしが多かったけれど秋以降は激減した、というケースは決して珍しくありません。
取りこぼしは、子供の成長と共に自然と改善していくこともありますが、意識的なトレーニングによって、改善をよりスピードアップすることもできます。
「身につけた力を、テストであますところなく発揮できるようになる」というのは、各科目の学力向上と同様、意識して取り組むべき中学受験の一大テーマであると私は考えています。
取りこぼしの分類と具体的な例
テストで起こる取りこぼしには、いくつか要因がありますが、私は以下のように分類・整理して考えています。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます