【小4理科/水のすがた】水の3つの状態 雲の正体は固体・液体・気体のどれ?雲には乗れる?|中学受験のツボ[理科編]
今回は「水」という身近な物質についてお話しします。「水の3つの状態」は、今後の理科学習の土台になる重要な単元なので、できるだけ普段の生活や、今までの経験に結びつけて説明していきたいと思います。
Contents
(1)事前にチェックしたいポイント
水の3つの状態とは?
問題:水の3つの状態ってなに?
最初のポイントは「状態」という言葉のイメージをつくることです。
物質には「固体」「液体」「気体」という3つの状態があります。水という物質が、固体の状態をとっているものが「氷」、液体の状態をとっているものが「水」、そして、気体の状態をとっているものが「水蒸気」です。
この物質の3つの状態は、温度(厳密には圧力も)によって変化し、固体を温めていくと、液体そして気体へと変化していきます。身近な現象だと、「机の上に氷を置いておくと、その氷が溶けて水に、そして水が水蒸気になって見えなくなる」という変化はイメージしやすいと思います。
このように固体が液体になることを「融解」といい、それが起こる温度を「融点」といいます。普通の環境では0度です。だからどんな場面でも、氷の温度は0度以下ということになります。
また、液体が気体になることを「蒸発(気化)」といい、それが液体の内側からも起こって、泡が出るように見える現状のことを「沸騰」といいます。
この温度が沸点で、普通の状態では100度ですが、山の上などではこの沸点が下がります。富士山の頂上では、87度くらいで水が沸騰するので、カップラーメンがおいしくできないというのは、理科の定番ネタです。
解答例
解答:固体(氷)、液体(水)、気体(水蒸気)
保護者向け(実は)
基本的にどのような物質にも、固体・液体・気体の3つの状態がありますが、ドライアイス・二酸化炭素のように、固体から液体にならずに直接、気体になるものがあります。
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