学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小6社会/政治史】古代~鎌倉時代の流れをつかむポイント|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2022年7月21日 池田良輔

保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

多くの中学受験塾の社会科カリキュラムでは、6年生の前半で「政治史」「外交史」など、分野別に全時代を学んでいきます。

5年生までは時代ごとに全体像を学んできましたが、今度はさまざまな時代をまたいだ大きな流れを見ていくわけです。

今後の学習の土台となる重要な単元ですので、分野別のポイントを複数回にわたってお伝えします。今回のテーマは「政治史(古代~鎌倉)」です。

飛鳥時代~平安中期

まずは、飛鳥時代から平安後期までをひとつの流れとして見ていきましょう。

■ 飛鳥時代の蘇我氏
■ 奈良~平安時代の藤原氏
■ 平安末期の平氏

これらの一族はいずれも、天皇との結婚をもとにした姻戚関係から、権力の座につきました。

自分の娘と天皇一族が結婚し、娘が生んだ子どもを次の天皇にする、という形で、強い権力をにぎったのですね。

それに対して、天皇中心の政治をめざしたのが、大化の改新で有名な中大兄皇子と中臣鎌足です。

天皇を上まわる力を手に入れようとした蘇我蝦夷・入鹿を武力で倒したのが「大化の改新」です。

中大兄皇子はのちに即位し、天智天皇として政治をおこないます。

また、中臣鎌足は功績を認められて「藤原」という姓を与えられ、中臣鎌足あらため藤原鎌足となります。ここに歴史上最初の「藤原氏」が誕生します。

この藤原鎌足の子孫は、のちに「摂関政治」によって天皇をも上まわるほどの権力をふりかざすことになります。

天皇が中心で行う政治を支えたことで信頼された藤原鎌足。ところが、その鎌足の子孫の時代になると、藤原氏が天皇を超える権力をにぎってしまう。

こんな皮肉なストーリーがあるわけですね。

このように、飛鳥時代~平安時代は「天皇との関係を利用して権力をつかみたい一族 VS. 権力を取り戻したい天皇の一族」という対立がありました。

細かいところにばかり目を向けるのではなく、ある点にそって整理すると、歴史の流れがすっきりしたものとして頭に入りやすくなります。

平安後期~鎌倉時代

また、平安時代のおわりごろになると、また違った対立が出てきます。

藤原氏による摂関政治に対し、天皇の位をゆずった後も、上皇の立場で政治のトップに立って「院政」を始めたのが白河上皇です。

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池田良輔
この記事の著者
池田良輔 専門家・プロ

SRP教育研究所 文系主任。既存の学習塾への疑問からSRP教育研究所の立ち上げに参画、文系代表を務める。教育哲学・教育社会学・教育史学等の複合領域が専門基盤。ある思想家の「消費者マインドの助長や蔓延が教育を危機に向かわせている」という主張に共感し、「学びの活性化」を授業の最重要目的として、チャレンジを続ける。長野県の喬木村出身で、「関東地区喬木村ふるさと会」幹事でもあり、東京の自治体や私学のお子さんの、自然体験を通じた豊かな学びの機会創出を画策中。