【小6社会/国際連合】アフロ注意? 工夫で覚える国際連合|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
6年生の社会も新しい単元の学習を終えて、これから総復習に挑むお子さんが多いのではないでしょうか。社会が苦手なお子さんには、「ていねいに復習すれば大丈夫」と伝えてあげてください。
今回のコラムは「国際連合」について。
最近はニュース番組などで「国連」という言葉を耳にする機会も多いと思います。
国連旗に込められた願い
まずは国際連合の「国連旗」を見てください。世界地図のまわりを、植物が囲んでいますね。
国連旗について、お子さんにぜひ聞いてみてほしいことがあります。
1.国際連合のマークは、どこを中心としている?
2.地図の図法は、何図法?
3.周りを囲んでいる植物の名前は?
正解は
1.北極
2.正距方位図法
3.オリーブ
です。
国連旗が採択されたのは1947年。1945年の国際連合設立から2年後です。当時はアメリカとソ連は冷戦の真っただ中で、世界中が緊張状態にありました。
そんな冷戦の真っただ中ですから、国際連合の顔「国連旗」のデザインを、アメリカとソ連のどちらか一方が目立つようにしたら何が起こるかわかりませんよね。それゆえに、アメリカとソ連が対等に見えるよう工夫が必要だったとされています。だから、本初子午線・経度180度線など経線が集まる北極を中心に、正距方位図法で描いたのです。
この描き方なら、アメリカとソ連のどちらの国も同じくらいの大きさに見えますし、北極からの距離も大きく変わらないです。国連旗は、アメリカとソ連に限らず、特定の国を特別扱いしない考え抜かれたデザインなのです。
ちなみにオリーブは世界平和の象徴です。
国連旗は「全世界の平和を目的として活動するための組織」のシンボルです。時間の都合上、国連旗について授業で説明されなかったお子さんの方が多いと思いますので、「こういう背景もあるみたいだよ」と、ぜひ話題にしてみてください。
国際連盟と国際連合の違い
国際連合の基本事項を、国際連盟と比較する形で以下にまとめます。
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