学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小6社会/政治史】出来事を収納! 明治時代~昭和時代の知識整理のコツ|中学受験のツボ[社会編]

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2022年7月25日 吉崎 正明

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のテーマは、明治から昭和時代です。似たような語句が多くて苦手意識を持たれやすい時代なので、少しでも定着が楽になるように、明治から昭和の「政治史」に注目して知識を整理するコツを紹介します。

出来事を収納する

コツはズバリ、「時代ごとに複数の箱を用意し、出来事を収納する」です。

以下のようなイメージです。

※画像をクリックで拡大できます

まず、それぞれの時代を以下のように分けます。

 明治時代   前半 
 後半 
 大正時代   前半 
 後半 
 昭和時代   戦前 
 戦後 

明治・大正時代は「前半」と「後半」、昭和時代は「戦前」と「戦後」を箱に見立て、出来事を収納するイメージだよとお子さんに伝えてあげてください。

明治時代前半の箱

明治時代前半の箱に入るのは「国内政治」です。
とくに覚えてほしいのが、次の4つの出来事です。

(ア)大日本帝国憲法
(イ)内閣制度
(ウ)第1回帝国議会
(エ)自由民権運動

この4つですが、あえて「出来事順」にしていません。

ここで私から問題です。

お子さんは、この4つを「出来事順」に並べ替えられるでしょうか。




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吉崎 正明

吉崎 正明

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現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。