【小6国語/文章読解】文章の理解には要約をやってみよう|中学受験のツボ[国語編]
今回扱うのは「要約」です。
「むずかしい、めんどうだ」なんていう声が聞こえてきそうですね。
ですが、この要約こそが文章をより理解するのにうってつけな方法なんです。
要約をしたほうがいい場面や、やり方についてアドバイスしていきます。それではいきましょう!
Contents
要約をしたほうがいい場面
まずは要約をしたほうがいい場面についてです。
1.文章が「なんとなく」の理解で止まっている
2.前後関係や重要な部分がつかめていない
この2点が子供にみられるときには、要約に取り組んだほうがよいですね。
要約で文章を自分なりにまとめ直してみると、必然的に文章内容について考えることになります。そのときの「考える行為」が、文章をしっかりと理解するうえで大事なんです。
要約のやり方
次に要約のやり方についてです。
1.形式段落ごとに区切る
2.その段落の性質を分類する
3.分類の根拠となる部分を見つける
4.各段落でおこない、矢印でつながりを確認する
5.全体要約でまとめる
というのが手順になります。ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
1.形式段落ごとに区切る
形式段落とは、行頭が一字下げになっている行から、次の一字下げの行の直前までをひとくくりとする、文のまとまりのことです。
問題やテキストによっては、形式段落ごとに数字が振ってある場合もありますね。
数字が振られていない場合は、このまとまりに数字を振りましょう。
2.その段落の性質を分類する
各段落がどのようなことを言いたいのかを確認します。子供と一緒に勉強するときに注意したいのが、「この段落はどんな話?」「何を言いたい段落なの?」と単刀直入に質問することです。
では、どのように質問したらよいのでしょうか?
私が指導するときは、「この段落の役割は、次のうちどれ?」と言って、選んで答えてもらいます。
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