【小5算数/比と図形】「○倍」を感覚的に出せるようにしよう|中学受験のツボ[算数編]
専門家・プロ
2022年8月12日
杉本啓太
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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 は杉本啓太先生と有賀隆夫先生が担当します。
- 算数以外の3教科はこちら -
こんにちは、杉本です。
今回は、平面図形の「高さが共通の三角形の面積比」をテーマに扱います。
入試問題で頻出のテーマですね。
基本的な問題であればできる子は多いのですが、その子によってやり方はまちまちだなぁと感じています。
こうした問題を、より感覚的に、より少ない負担でできるようにしておくと、相似との複合問題などにも対応しやすくなります。
今後のためにも、ただできるだけではなく、自然と式が口から出てくるくらいまでトレーニングしておきましょう!
〇倍を瞬時に出せるようにしよう
面積比の話をはじめる前に、まずは身につけておいてほしい計算方法についてお話しします。
それは、〇倍という値を瞬時に出す方法です。
なりたい数/もとの数
たとえば、「12を何倍したら7になるでしょう?」という問題について考えてみましょう。
問題文どおりに式を立てて逆算で計算すると、以下のような式になります。
12×□=7
□=7÷12
□=\(\frac{7}{12}\)
もちろん、このやり方は正しいですし、私も最初に習得してもらうときは、このように教えます。
ただ、今後のより高度な学習のためにも、〇倍という数を、より早く、負担をかけず感覚的に出せるようにしておくことをおすすめしています。
私は「ある数を別の数に変身させるには、『\(\frac{なりたい数}{もとの数}\)』をかければ良いよ」と指導しています。
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