学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小4/地形図】3つのポイントで簡単に! 縮尺計算のキホン|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2022年8月17日 吉崎 正明

保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

こんにちは、吉崎です。

今回のコラムは、入試でも出題されやすい地形図について。

地形図は、国土地理院によって統一した規格で作成されています。

「地形図は細かくてわかりにくいし、もう無理!」と、苦手にしているお子さんも多いことでしょう。

地形図の縮尺のポイント

今回は、数あるポイントのうち、とくに覚えておきたい「地形図の縮尺」について解説します。

縮尺とは、実際の長さを縮めたものです。縮尺25000分の1の地形図では、実際の長さを25000分の1にしています。つまり、地形図上の長さを25000倍すると、実際の長さがわかるのです。

縮尺の重要なポイントは以下の3つ。

■地形図の縮尺の重要なポイント3つ

①地形図問題では「縮尺」を必ず確認する
②等高線と縮尺の関係は暗記する
③計算のときは長さの単位を忘れずに

①地形図問題では「縮尺」を必ず確認する

地形図の問題が出てきたら、最初に縮尺を確認します。

お子さんにも「地形図の問題が出てきたら最初に何を確認するの?」と聞いてみてください。

私の授業では「地形図問題で最初に縮尺にチェックを入れるのは、朝起きて顔を洗うのと同じくらい当たり前」と伝えています。

「1:25000」や「縮尺2万5000分の1」など、表記の仕方はさまざまですが、縮尺の多くは地形図の右下、あるいは問題文中に書かれています。

ちなみに、入試問題における地形図の縮尺は、原則、以下の縮尺しか出題されません。

25000分の1
50000分の1

25000分の1の地形図は、国土地理院が作成している地形図のなかでも、もっとも基本的な縮尺の地形図なのです。50000分の1の地形図なども、この25000分の1の地形図をもとにつくられます。

②等高線と縮尺の関係は暗記する

地形図には、高さをあらわす「等高線」があります。細い線(主曲線)と太い線(計曲線)があり、計曲線は5本に1本登場します。

等高線1本ごとの高さは、地形図の縮尺によって異なります。以下は覚えておきたいですね。

縮尺25000分の1 … 等高線は10mおきに引かれている
縮尺50000分の1 … 等高線は20mおきに引かれている

覚えていても「あれ、縮尺25000分の1のときは10mと20mどっちだっけ?」となりやすい知識ですが、以下のような覚え方がおすすめです。

「2倍の関係なんだね」とお子さんに伝えてみてください。

ただし、縮尺そのものを2倍するのではなく、縮尺の「分母だけ」を2倍しますので、注意が必要です。

③計算のときは長さの単位を忘れずに

算数の先生でも同じことを言う先生がいますが、計算のときは「単位」を忘れずにつけましょう。

地形図の計算は「単位変換」でのミスが多いです。

地形図上の長さは「cm」が多いので、cmの計算に慣れておくとよいでしょう。

問題:縮尺25000分の1の地形図上で3cmの長さの、実際の距離は何mですか。

上記のような計算の場合、次のようにします。

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吉崎 正明
この記事の著者
吉崎 正明 専門家・プロ

現役塾講師。都内中学受験塾で社会・国語を担当。12年間在籍した大手進学塾では中学受験難関選抜ゼミ担当を歴任、社内数千名が出場する「授業力コンテスト全国大会」で優勝経験あり。その後家庭教師を経験し、2019年より現在に至る。指導方針は「正しい学習姿勢で、楽しく成績を伸ばす」。また、社会では「センス不要。イメージを作って考える」授業を実践しており、中学受験ナビでも「イメージで覚える中学受験歴史」を執筆。茨城県行方市出身。