学習 連載 中学受験のツボ[社会編]

【小5社会/地理】地方区分別に特徴をとらえる|中学受験のツボ[社会編]

専門家・プロ
2022年8月21日 池田良輔

保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 社会編 吉崎正明先生池田良輔先生茂山起龍先生が担当します。
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国語算数理科

前回は、日本の各地方の特徴を産業別に見ていく方法についてご紹介しました。今回は、地方区分別に特徴を見ていきたいと思います。

(1)気候的な面から地方の特徴をとらえる

地方ごとの気候的な特徴は、「季節風」と「山地・山脈との関係」でとらえることができます。

全体的に、太平洋側は夏の降水量が多くて、冬の降水量は少ない。日本海側はその逆で、冬の降水量が多く、夏は少ない。

このような特徴を、まずはおさえておきましょう。

南と北の両側に山地・山脈を持つ瀬戸内や中央高地(長野や山梨など)は、年間を通して降水量が少ない地域です。そのうち、中央高地はさらに、夏と冬・昼と夜の気温差が大きいのが特徴です。この傾向は、山形県・福島県・京都府などの盆地でも見られます。

また、北海道をはじめとする北側は寒くて、沖縄をはじめとする南側は暑いという特徴もあります。

(2)地政学的・経済的な面から地方の特徴をとらえる

「地政学」とは、地形や気候、周辺の環境などの地理的な条件を重視して政治を研究する学問です。地理的な条件は政治や社会に影響するのですね。

こうした「地政学的・経済的」な見方でも、地方の特徴をとらえることができます。

たとえば、

・中世までの大陸とのつながりと海運
・戦国~江戸時代の武士の支配形態
・戦後の太平洋ベルトの工業的・交通的発展

などで、地方の特徴を見ることができます。

それらを踏まえて、地方区分別にポイントを見ていきましょう。今回は、日本の地域の分類のうち、広く用いられている八地方区分で説明します。

九州地方

九州は、西側に人口の多い県が集まっています。

その背景は、江戸時代までさかのぼるとよくわかります。小藩に分割された大分・宮崎に比べて、西側は福岡藩・肥前藩・肥後藩・薩摩藩という外様の国持大名の領地が連なっていました。国持大名とは、一国以上の領地を持っていた大名のことです。

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池田良輔
この記事の著者
池田良輔 専門家・プロ

SRP教育研究所 文系主任。既存の学習塾への疑問からSRP教育研究所の立ち上げに参画、文系代表を務める。教育哲学・教育社会学・教育史学等の複合領域が専門基盤。ある思想家の「消費者マインドの助長や蔓延が教育を危機に向かわせている」という主張に共感し、「学びの活性化」を授業の最重要目的として、チャレンジを続ける。長野県の喬木村出身で、「関東地区喬木村ふるさと会」幹事でもあり、東京の自治体や私学のお子さんの、自然体験を通じた豊かな学びの機会創出を画策中。