学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小5算数/水位の変化】作業を順番通りに図に表す|中学受験のツボ[算数編]

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2022年9月27日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀隆夫です。

今日は、水そうに物を入れたときに起きる水位の変化についてお話します。

1. 図は作業が行われた順番に書こう

このタイプの問題を考える時のポイントは「実際に起きる事がらを順番通りに図に表す」ことです。

基本的な問題を学習する段階で習慣をつければ、複雑な事がらを整理するときにも混乱しなくなります。

では、実際に問題を解いてみましょう。

問題

問題:
たて10cm、横18cm、高さ15cmの容器に、深さ5cmまで水が入っています。このなかに石を完全にしずむように入れたところ、水の深さが7cmになりました。石の体積はいくつでしょうか。

頭の中だけで解くには、数字の情報が多いですね。そこで図に表して整理する必要があります。

僕は、整理する図を次のように指導しています。

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。