【小6国語/文章理解】情景描写からわかることはなんだろう?|中学受験のツボ[国語編]
こんにちは、住岡です。
10月になり、継続してこのコラムを読まれているご家庭では、お子さんに変化が訪れているころでしょうか? 少しでもよい変化があって、お子さんの成長の助けになっているのであればうれしいです!
志望校合格や、ひとつ上のステップへ進めるよう、今後も一緒に頑張っていきましょう。
さて、今回扱うのは情景描写の読解です。
心情や比喩などと同様によく問題にされる内容で、マスターしていくのに時間がかかります。
これからお伝えすることを踏まえ、コツをつかみましょう!
情景描写の読解のコツ
例文を見ながら、情景描写の読解のコツを紹介します。
例文
外がカラっとした天気だったから、グラウンドで遊ぼうということになった。
「キャッチボールをしよう」勇太はそう言った。
勇太は自分の主張が強いタイプだ。だから、ぼくも不満はあるけれど、勇太が言ったことを受け入れてきた。
ただ、今日だけはサッカーがしたかった。だってようやく足の骨折が治ったんだ。思いっきり足を使った運動がしたい。
「ぼく、サッカーがいい」
ぼくがそう言うと、勇太は露骨にイヤな顔をした。
「なんでだよ。いつもは『任せる』って言うのに」
トゲのある言い方をしてきた勇太にイラッとした。
「オレはキャッチボールがしたいのに! 自分勝手だ!」
自分勝手はそっちだろう。売り言葉に買い言葉が続く。
さっきまでの快晴はウソのように、空はどんどんと暗くなっていく。
「じゃあもういいよ! 勝手にしろ!」
勇太が教室に帰ってしまった。
そこからポツリポツリと雫が降ってきた。
いつもは一緒に帰っていたのに今日は一人だ。その頃には土砂降りになっていた。
(筆者作成)
解説
まず、この文章は「ぼく」視点の文章ですね。そのため、心情や情景も「ぼく」視点になります。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます