学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/文章読解】象徴化されたモノを見つけよう|中学受験のツボ[国語編]

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2022年11月12日 茂山起龍

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、應修会の茂山です。

前回に引き続き、物語文を読むときのポイントを紹介します。

前回は「変化」について、主に「登場人物の成長」についてお伝えしましたが、今回はその変化を捉えるうえで大切な「象徴」についてお伝えします。

象徴とは?

物語文では、そのときの状況や心情、登場人物の関係をストレートに表現せず、モノを使って読者に伝えることがあります。そのまま表現してしまうと味気ないですし、幼稚な印象を与えてしまいますからね。

そこで、状況や関係を表現する際に使われるのが「象徴」です。少しイメージしづらいと思いますので、例を挙げて解説します。

象徴の例

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茂山起龍

茂山起龍

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中学受験指導塾「應修会」代表。自らも中学受験を経験。慶應義塾普通部に入学し、慶應義塾高校、慶應義塾大学へと進学。大学在学中から中学受験業界に足を踏み入れる。個別指導塾、家庭教師、大手進学塾で受験指導を行い、難関校から中堅校まで幅広く合格者を輩出。2011年2月、地元の西葛西に「應修会」を開校。5、6年生の4教科をレベル問わず指導する。受験生の親でもあるため、その苦労にも寄り添ったサポートをしている。