学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/水溶液の分類】排水管の掃除に、アルカリ性の洗剤を使うのはなぜ?|中学受験のツボ[理科編]

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2022年12月30日 伊丹龍義

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 理科編伊丹龍義先生山崎翔平先生が担当します。
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国語算数社会

こんにちは、伊丹です。

今回は「どのようなモノを溶かしやすいか」という視点をもとに、酸性・アルカリ性の水溶液の違いを紹介します。

※記事内で、酸性の水溶液を「酸」、アルカリ性の水溶液を「アルカリ」と表記している箇所があります

いじわる問題

問題:
酸性とアルカリ性、危ないのはどっち?

酸性の水溶液、アルカリ性の水溶液は、どちらもモノを溶かす力があり、同じように危険です。

酸性の水溶液で見ても、強い酸から弱い酸までさまざまな種類の酸があり、同じ種類の酸であっても水溶液の濃さによって危険性は変わります。

そのため酸性とアルカリ性、どちらの水溶液が危険か? という問題には答えを出すことができません

解答例:どちらともいえない(どちらも危険)

金属を溶かす力が強いのはどっち?

問題:
酸性とアルカリ性、金属を溶かす力が強いのはどっち?

先ほどの「いじわる問題」とは違い、この問題はしっかり答えを出すことができます。

まず、酸・アルカリどちらの水溶液にも

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伊丹龍義

伊丹龍義

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SRP教育研究所 所長。自身の塾で中学・高校受験、中高一貫校サポートを担当。教育格差解消と学習の効率化のため廉価に、そして自分のペースで見られ、電子辞書代わりにも使える映像授業に積極的に参加。学びエイド鉄人講師・家庭教師のトライ「TryIT中学理科」、同トライのオンライン集団ライブ授業(小学算数・中学数学・中学理科)担当。「観てわかる中1理科」(小学館)映像担当、その他、学習塾・参考書の映像授業担当多数。個人として「たこやきまるめがね」名義でYouTubeで中学受験算数・理科の映像授業準備中。プログラミング・ゲーム・パズルを教育現場に広める活動中。クイズ番組等の問題作成・監修多数。