学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/実践】脱落文を文章内に入れる問題|中学受験のツボ[国語編]

専門家・プロ
2023年1月10日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 国語編 松尾吉久先生、住岡大輔先生、茂山起龍先生が担当します。
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

今回は、小5のうちにしっかり学習しておきたい「脱落文の問題」についてお伝えします。

脱落文の問題とは、「次の文は、文章中のどこに入れると良いか」を答えさせる問題のこと。国語が苦手な子に聞くと、多くの子が「なんとなく“カン”で探している」と答えます。

“カン”がまったく駄目なわけではないですが、正解できたり、できなかったりするためテストの点数が安定しません。一方で「論理的」に解けるようになると、正答率が上り、テストの点数も安定します。

考え方のポイント

「脱落文の問題」を解くうえで意識しておきたい、3つのステップを紹介します。

ステップ1:脱落文の接続語・指示語・キーワードを確認する
ステップ2:脱落文の文末表現を確認する
ステップ3:接続語・指示語・キーワードに合う文を探す

例題

本文:

 「間」の由来はさまざま考えられますが、根源に自己の意識があるのではないかと考えられます。欧米では、自己と他者を明確に区別する「自我」があって、人と社会の理解のために重要な概念になっています。しかし、日本では自己と他者の間には融合の感覚があり、深い信頼関係で結ばれています。
 他者と自分の間にある信頼関係が「間」の感覚をつくっているのです。「間」の美意識は、このような信頼関係で結ばれた者同士の気遣いが生みだしたもので、「自我」を重要視する欧米の文化では理解するのが難しいものだとされているようです。

(筆者作成)

問:

この文章には次の文が抜けています。本文に戻すとすると、どこに入れればよいですか。直前の五字を答えなさい。

そして、この感覚が前提となって「間」の美意識があるのではないかと思うのです。

 

ステップ[1]脱落文の接続語・指示語・キーワードを確認する

脱落文の接続語を確認すると「そして」があります。「そして」は、因果関係で結ばれた結果が、後に続くことを示す際に使用されることの多い接続語です。

つづいて脱落文のなかの指示語を確認すると

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松尾吉久
この記事の著者
松尾吉久 専門家・プロ

進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。