【小6理科/密度と浮力】鉄のかたまりは沈むのに、鉄の船はどうして水に浮くの?|中学受験のツボ[理科編]
「綿1kgと鉄1kg、重いのはどっち?」
かつて、このような“意地悪クイズ”が流行したことがあります。覚えている保護者の方も多いのではないでしょうか。
「どっちも1kgなので同じ」というのが、この問題の正解です。とはいえ、同じ重さの綿と鉄を手のひらに乗せたとすると、鉄のほうが重く感じるような気もします。
これはなぜでしょうか?
そこで今回は、重さ(質量 ※)だけでは比べることができない「密度」という考え方について見ていきます。
※「重さ」とは、実際には重力の大きさを表す言葉です。本来は“力”の単位である「N(ニュートン)」が単位として使われますが、中学受験の段階では、(本来は質量である)「g」や「kg」を重さと表現するケースが多いです。わかりやすさを重視して、こちらの記事でも「g」や「kg」を重さとして話を進めていきます
Contents
密度とは
問題:密度って、何?
密度とは「物体1立方センチメートル当たりの重さ(g)」を表す値のこと。 “どれくらいギュッと詰まっているか”を数字で表したもの、というイメージですね。
密度が大きい物質は「小さくても重い」ということになり、同じ物質であれば、大きさや形に関係なく密度は同じ数値になります。
たとえば「鉄」の密度は、およそ7.9。このことから、小さな鉄のかたまりでも、大きな鉄の船でも、1立方センチメートル当たりでしっかり計ると必ず7.9gになります。
身近な物質でいうと、
とじる
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