学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/数の性質】線によって切られる正方形の数 ―― 公式を導き出す手順もセットで覚えよう!|中学受験のツボ[算数編]

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2023年2月10日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。 算数編 杉本啓太先生有賀隆夫先生が担当します。
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国語理科社会

こんにちは、杉本です。

今回のテーマは、線によって切られる正方形の数について。正方形が敷き詰められた図に線を引いたとき、その線がいくつの正方形を通るか? という問題です。

このタイプの問題は「どのような式で答えを出せるか」という結論を公式として覚えている子が結構います。でも、その理由までしっかりと説明できる子、となると多くはありません。

 

規則や公式は「なぜそうなるか」を理解しておくことが大切です。自分で説明できるくらい理解しておくと、公式どおりに答えが出せないときにも応用できるからですね。公式自体を忘れにくい、というメリットもあります。

そこで今回は、例題を使いつつ、切られる正方形の数の求め方と、そのような求め方になる理由を説明します。

例題1(互いに素である場合)

まずは、基本問題から確認しましょう。

 

図を見て数えていけば解ける問題ですが、こうした問題を解くときも

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。