国語の詩が苦手な子どもに保護者はどう教える? 韻文の表現技法や解釈を話し合う
2023年2月27日
みみずく
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中学受験生が国語で苦手としがちなのが詩です。また、子どもに詩を教えようとしても教えにくくて困ってしまう保護者も少なくありません。今回は、「詩が苦手」という子どもに保護者が何をどう教えればよいのかをお伝えします。
Contents
詩をしっかり勉強すべきかどうかを判断する
子どもが「詩が苦手」と言うと、保護者は「苦手を克服させないといけない」と焦ります。しかし、塾の授業の復習だけなら、そこまで詩に深入りしなくても大丈夫です。一方、筑駒や青学中等部などでは、詩を題材とした設問が出題されやすい傾向があります。保護者はまず、子どもの受験校に合わせて、詩をしっかり勉強すべきかどうかを判断しましょう。
詩が難しい理由を子どもと一緒に考える
詩は大人にとっても難しいものです。その難しい理由を一緒に考えてみましょう。
詩とはどのような文章か?
説明文や物語文、新聞記事など、普通の文章は「散文」ですが、詩は「韻文」です。韻文とは、一定のリズムがあって、暗唱するのに適した文章です。短歌や俳句も韻文の一種です。そもそも詩は散文と性質の異なる文章なので、散文と同じように理解しようとしない方がよいでしょう。
詩でよく使われる表現技法
詩の内容を理解できなくても、詩でよく使われる表現技法の問題は難しくありません。なぜなら、知っているかどうかを問われる知識問題だからです。まずは表現技法をしっかり覚えることから始めましょう。
詩でよく使われる表現技法は次の通りです。
- 比喩…ある物事を別の物事にたとえること。「太陽のような笑顔」
- 倒置法…言葉の順序を入れ替えて強調すること。「飛べ、大空へ」
- 反復法(リフレイン)…同じ言葉を繰り返すこと。「森の中を歩く歩く歩く」
- 体言止め…文を体言(名詞)で終わらせること。「この先にある希望」
- 対句…対照的な表現を並べること。「青い空に白い雲」
比喩はさらに次の3つを覚えましょう。
- 直喩(明喩)…「まるで~ようだ」などの言葉を使って、比喩であることをはっきりと示す比喩。「彼女は一輪の花のようだ」
- 隠喩(暗喩)…「まるで~ようだ」などの言葉を使わず、比喩であることをはっきりと示さない比喩。「彼女は一輪の花だ」
- 擬人法…人でないものを人にたとえる比喩。「木の葉が舞い踊る」
詩の内容について子どもと話し合う
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