【小6算数/場合の数】人をいくつかのグループに分ける問題の考え方|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。
今回のテーマは「場合の数・グループの分け方」。ある人数の人を、いくつかのグループに分ける場合の数を求める問題ですね。
このタイプの問題は、理屈をしっかりと理解しておくことが重要です。「解き方を覚える」というアプローチだと、問題文から適切な解法を判断するのが難しい場合があるからです。
一度解いた問題や、その数値を替えた問題は解けても、より複雑かつ初見の問題になると対応できない子も多くいます。
そこで今回は3つの例題をもとに、問題ごとのパターンと解法を整理して紹介します。「その解法でなぜ答えを求められるのか」について特に詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
例題1:グループに名前があるタイプの問題
まずは、グループに名前がある問題です。
以下の例題を見てください。
例題1
8人の社員を、Aチーム4人とBチーム4人に分けます。分け方は何通りあるでしょうか。
このタイプの問題を考えるときのコツは、問題文の読み替えです。
チームの分け方
↓
片方のチームの人の選び方
と読み替えてしまいましょう。
たとえば、8人の社員からAチームの4人を選んでしまえば、残りの4人は自動的にBチーム。つまり「Aチームに入る4人の選び方」がそのまま答えとなります。
まずは、この基本的な考え方をしっかり身につけておきましょう。
この問題の解説は、以下のとおりです。
1、AチームとBチームの分け方は「Aチームに入る4人の選び方」と同じ
2、8人から4人を選ぶ方法は、(8×7×6×5)÷(4×3×2×1)=70
答え:70通り
例題2:グループに名前がなく、同じ人数のグループもないタイプの問題
次は、グループに名前がなく、同じ人数のグループもない問題です。
例題2:
8人の社員を3人と5人に分けます。分け方は何通りあるでしょうか。
この問題の考え方は、実は「例題1」と同じです。
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