【小5算数/分数・小数】分数の大小を比較するときは「揃え方」に注目しよう|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。
今回のテーマは「分数の大小比較」。
分数・小数の単元には、複数の分数の大きさを比較させる問題があります。
このような問題は、理屈だけで言えば、通分すればすべての問題は解けるはず。ところが実際には、計算が複雑になってしまう問題など、通分だけでは対応しづらい問題も出てきます。
そのような問題が出てきても、通分以外に「大きさを比較する方法」を知っておくと焦らず対応できます。そしてそれぞれの方法を頭のなかで整理し、問題ごとに「どの解法が効率的か」を判断できるようにしておくことも大切です。
より早く、迷わずに解くことができ、テスト中に時間をかけることもなくなるでしょう。
分数の大きさを比較する4つの方法を紹介しますので、それぞれどのような分数のときに有効か確認してみてください。
分母を揃える方法
まずは、分母を揃える方法をふたつ紹介します。
解法【1】分母を最小公倍数に揃える
「分母を最小公倍数に揃える方法」から見ていきましょう。
例題1
以下のふたつの分数のうち、大きいほうはどちらですか。
\(\frac{13}{24}\) \(\frac{19}{36}\)
分母同士の最小公倍数が簡単に求められる場合は、分母を揃えてしまいましょう。
いわゆる、分数のたし算・ひき算で使う「通分」です。
今回は、24と36の最小公倍数である72に揃えれば良いですね。
例題1の解法は、以下のとおりです。
1、それぞれの分数の分母を72に揃える
\(\frac{13}{24}\) = \(\frac{39}{72}\)
\(\frac{19}{36}\) = \(\frac{38}{72}\)
2、よって、\(\frac{13}{24}\) のほうが大きい
答え:\(\frac{13}{24}\)
解法【2】分母を1に揃える
次に「分母を1に揃える方法」を紹介します。
例題2
以下の3つの分数のうち、いちばん小さい数はどれですか。
\(\frac{10}{3}\) \(\frac{13}{4}\) \(\frac{36}{11}\)
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