学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小5算数/学習のポイント】単元別テストに向けた学習で意識したいこと|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年6月02日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 算数以外の3教科はこちら -

国語理科社会

こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。

毎月実施される模試形式のテスト、授業内で毎週おこなわれる小テストなど、ある一定期間の学習内容を確認するテストを受ける機会は多いですよね。

今回は、そうしたテストに向けて意識したいことを3つ紹介します。日々の勉強に役立ててみてください。

  1. 単元の内容・解法はその週に身につける
  2. 反復演習の間隔を適切に設定する
  3. 「わからなかった原因」を見極める

1、単元の内容・解法はその週に身につける

単元学習に取り組んだら、それを習った週にしっかりと内容を理解し、身につけましょう

塾で習ったあとに自宅で類題に取り組み、その問題が解けるようであれば大丈夫ですが、解き方がわからない問題がある場合は、解説を読む、質問する、などをしながら解決しておきたいですね。

いずれにしても、先生の説明を聞いて理解しただけでなく、最低1回は「自力で解けた」という体験をすることが大切です。

 

それぞれの問題の解法について、「なぜそう解けるのか」といった理由理屈もしっかり理解しておきましょう。

うちの子が解法を理屈までちゃんと理解できているか、親が確認するのが難しい……といった場合には、「この答えは何で、単位は何?」と問い掛けてみるのがおすすめ。「一つひとつの式の答えは何を意味すると思う?」といった確認だけでも良いのでしておきたいですね。

2、反復演習の間隔を適切に設定する

一度理解したあと、繰り返しの演習をどのくらいおこなえば良いかは判断に悩むところですし、子供によっても異なりますが、私自身、指導をするときは「一度解けたあと、内容をすべて忘れてしまわないギリギリの期間に復習する」ことをすすめています。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。