【小5社会/いろいろな地方】九州地方~近畿地方の基本知識をおさらいしよう!|中学受験のツボ[社会編]
こんにちは、吉崎です。
今回のテーマは、いろいろな地方について。
九州地方、中国・四国地方、近畿地方について確認しましょう。
九州地方 ―― 工業
九州地方の工業といえば、八幡製鉄所。
明治時代に操業した当時、八幡製鉄所がある場所は「鉄の原料(石炭・鉄鉱石・石灰石)」を集めるのに適していました。福岡県内の筑豊炭田(ちくほうたんでん)で石炭を発掘でき、中国からも鉄鉱石を輸入できていたからです。
しかし現在、石炭や鉄鉱石はオーストラリアなどから輸入しています。
日本とオーストラリアの位置関係を考えると、輸送用のタンカーは太平洋側の地域に到着したほうが効率的。一方で、八幡製鉄所を含む北九州工業地帯は場所的に都合が悪い……。
そのため北九州工業地帯は生産額が減ってしまい、いまではほかの工業地帯と生産額が1ケタも違ってしまいました。
こうして“工業地帯からクビになった”という経緯もあり、「北九州工業地域」とも呼ばれています。テストで答えるときは「工業地帯」「工業地域」どちらでもかまいません。
ちなみに1980年代以降、九州地方は半導体や集積回路の生産が盛んだったことから「シリコンアイランド」と呼ばれていました(シリコンは半導体の原料で、軽くて高価なので航空機などで効率よく運ぶことができ、売ることもできます)。
しかし近年は、自動車の部品を生産していたことを活かして自動車の組み立てが増えたため「カーアイランド」と呼ばれています。そのため「シリコンアイランド」とは呼ばれなくなっているようです。
奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島
「奄美大島・徳之島・沖縄島北部および西表島」が2021年に世界自然遺産の仲間入りを果たしました。日本の世界自然遺産は5件目で、小笠原諸島以来10年ぶりの登録です。
この出来事をきっかけとして中学入試で問われているのが、
とじる
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