学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/学習のポイント】算数のフォローをするときに気をつけること|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年6月14日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
- 算数以外の3教科はこちら -

国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

6年生の学習は、いまの時期から総合演習が中心になってきます。

総合演習をおこなうと、それまでに学んでいた単元を、思っていた以上に忘れていることがわかります。当然、あぶり出された弱点は補強していくことになります。

個別対応の有無や形式はそれぞれの塾によって異なります。塾の個別対応がない場合は、個別指導塾や家庭教師を頼る。もしくは親御さんが教えるという状況になるでしょう。

今回は親御さんが算数を教える際に、気をつけると良い点についてお話しします。

1、算数の解法に「絶対にこれ」というものはない

算数の解法は、同じ問題でもさまざまな方法があります。いろいろな考え方があり、どれがいちばん良いということはありません。

極論を言うならば「正確に答えが出せるならばどんな方法でもいい」のです。

 

「算数は方程式を使ってはいけない」とまことしやかに言われます。

しかし、入試問題を方程式で解いても、まったく問題ありません。最近の入試によく見られる「考え方を書かせる形式」でも、方程式を書けば正解です。

ただし、どの解法でも「仕組みを理解し、正確に使いこなせる」ことが大前提です。

このことは大切にしましょう。

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。