学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/立体図形】おもりをしずめる問題は「状況」をイメージしながら解き進めよう|中学受験のツボ[算数編]

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2023年6月09日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。

今回のテーマは「おもりをしずめる問題」。おもりをしずめたときに水の深さは何cmになるか、といった問題ですね。

適切な図を描いたうえで求めたい長さを計算しつつ、「自分の描いた図が正しいか」を確認していくのが基本的な流れですが、特に大切なのが「状況をつかむ」ことです。

問題を解くときの思考の流れ、「その図が正しいか」を確認するためのポイントなどについてパターンごとに解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

おもりがすべてしずまない問題

まずは、おもりがすべてしずまない問題から見ていきましょう。

 

 

以前の記事でも紹介したように、こうした問題は操作の順に、まずは横から見た図を描きながら進めていくと良いですね。

たとえば以下のようなイメージです。

 

この図では、横の長さが「底面積」を、図における面積は「体積」を表しています。ここではわかりやすくするために図A、図B、図Cと分けて描いていますが、実際にはひとつの図に描き加えながら進めましょう。

 

例題1の解説は、以下のとおりです。

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。