【小6算数/分数・小数】循環小数を元の分数へ変換する方法|中学受験のツボ[算数編]
こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。
今回のテーマは「循環小数」。無限に続く小数を、分数に変形するタイプの問題ですね。
誘導なしで解くのは難しい問題も多いため、問題文には“ヒント”が書かれているケースも少なくありません。
そこで今回は、このヒントを活用する解法を紹介します。
“ひと工夫”が必要な応用問題の解き方も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ヒントを使った基本的な解法
循環小数の問題文には、以下のような“ヒント”が記載されている場合があります。
\(\frac{1}{9}\)を小数にすると0.111……、\(\frac{1}{99}\)を小数にすると0.01010……となります。これを使って、以下の問いに答えなさい。
分子が1、分母が9や99などの「9が続く分数」は、小数にすると0と1だけで表されます。
そして分母が大きいほど、1と1のあいだに「0」がたくさん入った小数となります。
まずは、分数のこの性質を覚えておきましょう。
\(\frac{1}{9}\) = 0.111……
\(\frac{1}{99}\) = 0.010101……
\(\frac{1}{999}\) = 0.001001001……
例題
では、実際に問題を解いてみましょう。
例題1
以下の小数を分数にしなさい。
(1)0.444……
(2)0.237237237……
それぞれ、繰り返しの桁数に注目することがポイントです。
(1)0.444……
(1)の問題は「4」のみの1桁の繰り返しなので、同じく1桁の繰り返しである「\(\frac{1}{9}\)」を使えば良いことがわかります。
「1 → 4」と4倍になっているので、分数にしたあとに4倍をすればOKです。
とじる
お気に入り機能は
会員の方のみご利用できます
会員登録のうえログインすると
お気に入り保存できるようになります。
お気に入りのコンテンツは、
マイページから確認できます