学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/記述問題】随筆の記述問題のポイント ―― 事実が意味することを押さえよう|中学受験のツボ[国語編]

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2023年7月10日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

2020年の新学習指導要領の開始に伴い、中学入試の国語では「記述問題」や「複数の選択肢を選ばせる選択問題」など、思考力が試される問題が増加しています。

そこで今回は、小学生の子が客観的な思考力を身につけるときに役立つ「随筆の記述問題」を題材に、記述問題の書き方のポイントをお伝えします。

随筆の記述問題のポイント

随筆の記述問題では、「筆者の主張」に関する問題がよく出題されます。

そして筆者の主張を理解するうえで役立つのが、筆者が伝えたい“ある事実”が意味することを押さえること

筆者がある事実から読みとった意味が、その文章における「筆者の主張」に発展していくからです。

 

随筆の記述問題を解くときは、次のふたつのポイントを押さえましょう。

  1. 「話題」は何かを把握する
  2. 事実をもとに「どのようなことが起こったか」を把握する

 

1、「話題」は何かを把握する

随筆のなかで説明される事実は、筆者が伝えたいことに関連する事実であることがほとんど。

そこで、その事実が述べられている前後で述べられている「話題」が何かを確認します。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。