学習 連載 中学受験のツボ[理科編]

【小4理科/天体】七夕と、夏の大三角|中学受験のツボ[理科編]

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2023年7月07日 倉石圭悟

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
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国語算数社会

こんにちは、倉石です。

7月に入り、七夕の季節を迎えますね。

七夕といえば、かの有名な「七夕伝説」の話があります。織姫と彦星のお話です。

織姫と彦星は夏の大三角を構成する星と言われており、「夏の星座」の内容と関係してきます。

ぜひお子さんと七夕の話をしながら、夏の星座の復習をしてみてください。

織姫と彦星

それでは、七夕伝説のストーリーを軽く振り返りましょう。

 

とあるえらい神様に、とても働き者の娘がいました。

これが織姫です。

 

織姫は布を織る仕事をしていましたが、仕事熱心で遊ぶこともなく、恋人もいませんでした。

これを心配に思った神様(織姫のお父さん)が、織姫と同様に真面目で仕事熱心な牛飼いの青年を紹介します。

そう、これが彦星です。

 

二人はひかれ合い、無事結婚することになりました。

しかし結婚してからというもの、それまでとは打って変わって二人は遊び呆け、仕事をしなくなってしまいます。

これに腹を立てた神様は、ふたりを天の川の対岸に引き離して、会えないようにしてしまうのです

 

織姫は悲しみのあまり泣き続け、これはこれで仕事になりません。

さすがにかわいそうに思った神様は、結婚する前のように真面目に働くという条件で、年に一度だけ彦星と会うことを許します

これが七月七日、七夕なのです。

夏の大三角

ここからは、勉強で直接役に立つ内容について話していきます。

天の川を隔てて、離ればなれになった織姫と彦星。このふたりは、どちらも夜空に浮かぶ星と言われています。

それぞれ、織姫は「ベガ」、彦星は「アルタイル」という星です。

これに、はくちょう座の「デネブ」を加えた三つの星を夏の大三角といいます。

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倉石圭悟

倉石圭悟

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Webメディア「ホンネで中学受験」スタッフ、個別指導塾Growy講師。大手集団塾、大手個別指導塾、家庭教師などで小学生から高校生までの指導を経験。「生徒一人一人の幸せのために」をモットーに、算数・理科を中心に指導をしている。何度スベっても動じない鋼の心臓の持ち主。趣味は野球、作詞作曲、料理