【小5理科/生物】肝臓と腎臓の役割|中学受験のツボ[理科編]
専門家・プロ
2023年7月11日
伊丹龍義
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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説。
- 理科以外の3教科はこちら -
こんにちは、伊丹です。
今回のテーマは、人体の臓器。
“重要”という意味の「肝心」という言葉がありますが、実はこの言葉、本来は「肝腎」と書きました。
肝臓と腎臓(または、それを含めた「五臓六腑」)を表す言葉だったんですね。
昔から、重要なことの代名詞として使われる「肝臓」と「腎臓」。
今回は、これらふたつの臓器が人体でどんな役割を果たしているか確認していきましょう。
血液の役割
今回のテーマと関係ないように思えるかもしれませんが、肝臓と腎臓について学ぶうえで「血液の役割」を理解しておくことは大切です。
血液には、細菌などから身を守る「免疫」や「体温維持」などのはたらきがありますが、肝臓や腎臓に大きく関わるのは、モノを運ぶ「輸送」のはたらき。
酸素や糖などの“必要なモノ”、二酸化炭素やその他の“不要なモノ”、これらを血液の流れに乗せて運んでいるんですね。
肝臓と腎臓の位置
問題
肝臓と腎臓は、私たちの身体のどこにある?
まずは肝臓と腎臓の位置や、その大きさを確認しましょう。
肝臓は「みぞおち」あたり、胃のとなりにあります。
腹腔(ふくくう)、すなわち「おなか」のなかでは最大の臓器で、成人の場合、肝臓の横幅は20㎝を超える場合もあり、重さも1kg以上になります。
一方で意外かもしれませんが、腎臓は背中側にふたつあります。
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