学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/学習のポイント】夏期講習の学習を効果的に進めよう|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年7月09日 有賀隆夫

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

髭之教育会代表の有賀です。

ついに中学受験最後の夏期講習が始まります。

夏期講習は受験勉強に集中できる、とても大きなチャンスです

夏ですべてが決まるとよく言われます。

 

この夏を有意義に過ごすことは、非常に重要です。

ぜひ、学力を最大限に伸ばせるよう、効果的な学習を進めていきましょう。

 

そのためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか?

今回は夏期講習の学習についてお話しします。

一日一日で学習を完結させる

平常時の学習は、基本的に「塾の月々のテスト」を目標にして進めることが多いでしょう。

実際のカリキュラムも、およそ1ヶ月を区切りにして総合回という名の「復習回」となっています。

そのため、「テスト前にまとめて確認をする習慣」がついている子がほとんどです。

「個々の単元を1週間かけて日々練習、最後にもう一回総まとめ」です。

 

ですが、6年生の夏期講習では、少し考え方を変えると大きく伸びることがあります。

一日一日で学習を完結させる意識」で取り組むことです。

6年生夏期講習は、いままでの総復習

進学塾の6年生夏期講習のカリキュラムは、どこの塾でも「いままで学んできた単元の総復習」になっています。

そして、「原則として、個々の単元を一日で終わらせていく」ことが多くなります。

つまり、6年生夏期講習のカリキュラムは「1回ずつの一発勝負が基本」の仕組みになっているのです。

学力状況にもよりますが、ひとつの断言を掘り下げるよりも、「個々の単元ができているか確認をする」ことが目的になります。

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有賀隆夫

有賀隆夫

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髭之教育会代表。東京の大手進学塾で17年間指導。その後校舎責任者を経て独立しプロ家庭教師として15年間、小学生国語・算数、中学生国語・数学、高校生現代文を教える。現在は家庭教師センター髭之教育会代表として、難関校から塾に通わない中学受験まで幅広く個人指導をしている。「せっかくだから考えよう」と「絶対にあきらめない」が指導理念。学習指導の枠を越えて子どものメンタルサポート、学習スケジュール、志望校選定まで子どもと保護者とともに中学受験の総合プロデュースをおこなっている。