学習 連載 中学受験のツボ[算数編]

【小6算数/立体図形】立体図形の頂点・辺・面の数の求め方|中学受験のツボ[算数編]

専門家・プロ
2023年7月02日 杉本啓太

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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国語理科社会

こんにちは、株式会社ORA-Trioの杉本です。

今回のテーマは「立体図形の点・辺・面の数」。

複雑な立体図形の、点・辺・面の数の求め方を解説します。

二通りの解法を身につけよう

「立体図形の点・辺・面の数」の問題については、二通りの解法を身につけておくことで、より安定して問題に挑めるようになります。

そこでまずは、以前に「【小5算数/規則性・倍数】「増える数」に注目して等差数列として捉えよう」で紹介した解法を、難易度の高い立体で確認することから始めていきます。

そのうえで、もうひとつ別の解法を紹介します。

 

「立体図形の点・辺・面の数」の問題は“誘導”(答えにたどり着くための道しるべ)が書かれているケースも多いので、両方の解法を身につけておくことで、どちらの解法の誘導にも対応できるでしょう。

例題も紹介しますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

解法[1]立体ができる過程から計算する

ひとつ目に紹介する解法では、「1回の切断でどのような変化が起きたか」に注目します。

次の例題を見てください。

 

 

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杉本啓太

杉本啓太

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株式会社ORA-Trio代表。家庭教師。灘高校から東京大学理科二類進学、同大学農学部卒業。大学時代は社会教育団体にて子どもの教育支援に携わりつつ、家庭教師・塾講師としても活動。卒業後は外資・日系コンサルティングファームに勤務しながら、土日は家庭教師としての活動を継続。その後プロ家庭教師として独立。学科指導だけでなく、学習の計画策定・環境作り・親御様の関わり方・生徒の性格起因の課題など、抽象的な問題の整理と解決を得意とする。2023年2月、模試結果分析を中心とした家庭学習コンサルティングを手掛ける株式会社ORA-Trioを設立。