学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小5国語/文法】敬語の使い分け|中学受験のツボ[国語編]

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2023年7月30日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

突然ですが、中学受験生の保護者の方々は「敬語」は使えていますか?

大人が敬語をうまく使えないと、子供も使えるようになりません。

言葉を知っている・知らないというのも、敬語を使えるようになるか、ならないかという点で大きな差を生みます。

 

そこで今回は「敬語」についてレクチャーしていきます。

それではいきましょう!

敬語とは

そもそも敬語とは、聞き手に対して「尊敬」などの敬意を表す目的で使う言葉です。

もっと噛み砕けば、相手に失礼にならないような言い方にするということですね。

ですから、使う相手は目上の人が多いです。

 

ただし親などの目上の人であっても、親しい仲であれば敬語を使わずに“タメ口”を使うこともあります。

多くの家庭では、お子さんは親に対して“タメ口”であることが多いのではないでしょうか。

敬語の種類

敬語の種類は、以下の3つです。

  • 丁寧語
  • 尊敬語
  • 謙譲語

一つひとつ確認してみましょう。

 

丁寧語

丁寧語はその名の通り、(タメ口では失礼なので)丁寧な言い方に直すものです。

使用例

1、お・ご〜
例)誕生日、はん

2、〜ございます
例)サザエでございます

3、〜です・ます
例)これは鉛筆です

 

このように、単語の頭に「お・ご」をつけたり、文末に「です・ます」を付けたりすることで丁寧な(マイルドな)言い方にしているのですね。

小学生でも学校や塾の先生には普段から使っている言葉なので、身近な敬語だと思います。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。