学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/記述問題】説明文の記述問題のポイント ―― 指定語句のある記述の書き方|中学受験のツボ[国語編]

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2023年7月26日 松尾吉久

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、松尾です。

中学入試の国語で合格点を取りたい小6生が知っておくと役に立つ、「説明文の記述問題のポイント」をお伝えします。

近年、中学入試の国語では記述問題が増加傾向にありますが、記述問題を苦手とする子は少なくありません。

そこで今回は、記述問題のなかでも基本的な「指定語句のある記述問題」の書き方を、実際に問題を解きながら説明していきます。

指定語句のある記述の書き方

指定語句のある記述の書き方のポイントは、以下の3つです。

  1. 「指定語句」を含む文を本文中から探す
  2. 「問いが求めていること」を確認する
  3. 選んだ文をまとめる

 

ポイント[1]「指定語句」を含む文を本文中から探す

記述問題の基本は、本文中の表現を使用することです。

そのため「指定語句」がある場合は大きなヒントとなります。

 

まずは「指定語句」を含む文を本文中から探し、記述の素材となる表現を選びます

ただし問題の難易度があがってくると、「指定語句」がそのまま本文中に使われず、同義語・類義語で表現されるようになります。

そのため本文中に「指定語句」が見つからない場合は、同義語・類義語を探しましょう。

このとき、複数の指定語句が集中して表現されている箇所があれば、そこは記述の素材となる可能性が高くなります。

ポイント[2]「問いが求めていること」を確認する

本文中から「指定語句」を含む文を探したら、次は「問いが何を求めているのか」をしっかり確認します。

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松尾吉久

松尾吉久

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進学塾MIC代表。駿台池袋校、駿台シンガポール、LEC、MICなどの進学塾で20年間最難関クラスを担当指導。高校受験・中学受験で、開成、灘、首都圏早慶附属校に80名以上の合格者を出した実績を持つ。