【小6理科/化学】カロリーってなに? 「お金」を例にイメージしてみよう|中学受験のツボ[理科編]
みなさん、こんにちは。
中学受験理科講師兼受験アドバイザーの山崎です。
今回は、聞いたことはあるけれど、よく知らない人が多い「カロリー」についてお伝えします。
コンビニなどで食べ物や飲み物を買うと、裏に「〇〇kcal(キロカロリー)」と書いてあるのを見たことはありませんか?
実はこの「カロリー」というのは、“エネルギーの大きさ”を表しています。
エネルギーは目に見えないためイメージしにくく、苦手な子が非常に多いため、今回はエネルギーを「お金」にたとえて解説します。
理科ではさまざまな分野でエネルギーが登場しますが、すべて同じように考えることができます。「お金」でイメージする方法を、ほかの分野の勉強にも活かしてみてくださいね。
Contents
カロリーとは
カロリーとは、エネルギーの単位のことです。
1カロリーは、水1gを1℃上昇させるために必要なエネルギーを意味しています。
では、水10gを1℃だけ上昇させるのに必要なエネルギーは何カロリーでしょうか?
必要なエネルギーは水の量に比例するので、答えは10カロリーです。
さらにもう1問。
水10gを10℃上昇させるのに必要なエネルギーは何カロリーでしょうか?
水10gを1℃だけ上昇させるときは10カロリーなので、10℃上昇する場合には10×10=100カロリーですね。
このように「比例関係」にあるということを確認しておきましょう。
ジュール
水1gを1℃上昇させるために必要なエネルギーが「1カロリー」とお伝えしましたが、エネルギーの単位としては「ジュール」が使われることも多いです(意味としてはカロリーと変わりません)。1カロリー = 4.2ジュールです。
エネルギーを「お金」で考えてみよう
ふだん、お菓子を買って食べるときをイメージしてみましょう。
まずはお小遣いをもらい、自分の財布にお金を入れます。そのお金を使ってチョコレートやアメなどを買って食べますよね。
この流れを確認すると、
まずは、お金をもらうことで財布にお金が貯まりました。
そして貯まったお金を使って、好きなものを買いました。
実は「エネルギーの流れ」も、これと同じように考えることができます。
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