学習 連載 中学受験のツボ[国語編]

【小6国語/テストのコツ】見直しはしっかりできてる? NG例とOK例を紹介します|中学受験のツボ[国語編]

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2023年8月22日 住岡大輔

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保護者向けに中学受験の4教科のツボを解説
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算数理科社会

こんにちは、NPS成田予備校の住岡です。

夏期講習の終わりに、テストを控えている子は多いのではないでしょうか。

見直しをしっかりしようね」とお子さんに話している家庭も多いでしょう。

では、その“見直し”について、具体的なアドバイスはできていますか?

できていないと、子供は見直しの仕方がわからないままテストを終えてしまうことに……。

 

そこで今回は、テストで書いた解答を見直すときにおすすめの方法をお伝えします。

それではいきましょう!

NGな見直し

まずは「NGな見直し」を3つ紹介します。

  1. 解答用紙を眺めるだけ
  2. 自分に自信があり、「間違いはない」と思いながら見直しをする
  3. 不安になってしまい、答えをいろいろ変えてしまう

 

解答用紙を眺めるだけ、というのは誰が見てもNGですよね。

特に何もしていない」のと同じことだからです。

 

結構ありがちなのが、2と3。

見直しをする際に「自分は間違っていない」と思っていると、自分のミスに気付けません。自信をもつのは悪いことではないですが、自信過剰になるのはNGです。

 

それとは反対に、不安になりすぎて「選択肢問題の記号をやっぱりこっちにしよう……」と変えすぎるのもNG。その解答を選んだ根拠が必ずあるはずなので、まずはその根拠を確かめることを優先したうえで、誤っていれば変えるようにしましょう。

 

2と3に共通しているのは、自分が導き出した答えに対する「根拠の精査」ができていないということ。

答えを「変える・変えない」の判断は、自信や不安を基準にするのではなく、確固たる根拠や、文章中の表現との合致をもとにおこないたいですね。

GOODな見直し

テスト中に取り組みたい「GOODな見直し」を紹介します。

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住岡大輔

住岡大輔

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NPS成田予備校講師。個別指導Axisで指導スキルを磨き、中学受験から大学受験までの国語・社会を担当。中学受験では偏差値30台の生徒から偏差値60台の生徒まで幅広く経験。現在は、NPS成田予備校にて国語・社会を中心に指導。国語は「必要のない言葉は文章にない」「文法を使って読んでいこう」をキーワードに、文章を忠実に読む細かな読解法を実践。生徒を第一に思った指導方針でとことん生徒に付き合っていく熱意も持ち合わせている。それぞれの生徒に合わせた指導法で成績アップ、志望校合格へ導いてきた。